米Microsoftは11月7日(現地時間)、現実世界に3Dオブジェクトを重ねて表示できるヘッドマウントディスプレイ(HMD)「HoloLens 2」の出荷を法人向けに開始しました。
日本、米国、中国、ドイツ、カナダ、英国、アイルランド、フランス、オーストラリア、ニュージーランドが対象。
「MR」とは一言で言うと、AR進化させた新しい技術。
{AR技術を使った「ポケモンGO」では、ポケモンに近づくことはできない。
しかしMRならカメラやセンサーを駆使することで、それぞれの位置情報などを細かく算出し、たとえばキャラクターの後ろ側に回り込んだり、近づいて自由な角度から見たり、目の前の空間にさまざまな情報を3Dで表示させ、そこにタッチし入力もできるようになる。
現実世界と仮想世界をより密接に融合させ、バーチャルな世界をよりリアルに感じることができるのがMR(Mixed Reality)。
さらにMRなら、同じMR空間を複数の人間が同時に体験することも可能になる。
近所の街角に現れたモンスターを仲間と一緒に倒しに行くこともできれば、世界各国にいるスタッフと、テレビ会議のような違和感もなくディスカッションすることもできる。}(IT×カルチャーマガジン「Time&Space」より抜粋)
HoloLens 2は、装着された瞬間からユーザーを認識し、手の動きと視線を追跡します。
つまり、HoloLens 2のユーザーがより自然にホログラムを操作できるということです。
そして、物体が目の前に浮かんでいるように知覚し、手を伸ばしてサイズを変更したり、位置を変えたりすることができます。
視線追跡技術は、HoloLens 2が目の瞳孔の中心間の距離を追跡できるようにし、より没入感のある体験を実現します。
HoloLens 2の特徴
- 両目のレンズが3:2のアスペクト比の2Kディスプレイ
- 無線はWi-FiとBluetooth 5.0
- USB Type-C/PDを利用しての給電と充電
- バッテリーでの駆動時間は2~3時間
- また、虹彩認証を利用したWindows Helloの生体認証機能も用意されており、Windowsへの虹彩認証を活用しての自動ログインが可能。
- 単体での価格は38万3800円で、ハンズフリーでのビデオ通話やファイル共有などが行えるアプリケーション「HoloLens 2 with Dynamics 365 Remote Assist」は、1ユーザーあたり月額125ドル~(約13000円~)
- 法人ユーザーなどが対象
microsoft「HoloLens 2」公式サイト
https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens/hardware